産業観光では既存もしくはかつての生産施設を見学する。中国には現在、磁器、絹、薬品、化粧品、酒類、乳製品の生産を見せる、20の産業観光模範基地がある。さらに近い将来、100の産業観光基地が国家級の支援を受けることになる。産業観光を規範化させる統一基準も作成済みだ。
産業観光は昔から発展していた。米国のウイスキー製造メーカーは1866年に、潜在的な消費者に生産の様子を見学させるアイデアを出していた。米国は部外者に企業の扉を開く見本になった。産業観光は欧州でも発展している。フランスでは約2000社が観光客を受け入れている。ドイツのヴォルフスブルクでは毎年25万人の観光客が、フォルクスワーゲンの自動車の製造を見学している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月9日