第三に、日本企業はプライドが高すぎるといえる。日本の銀行産業をみると、日本企業は世界で最も緻密な製造を行っており、銀行と企業は市場の反応に対してしばしば傲慢な態度を取り、自分たちの伝統的な品質の優位性に過大な自信をみせる。そして銀行は企業の利益ばかりを重視し、経営戦略や将来への対応の研究がおろそかになった。このような身勝手な自信が日本企業の経営者の戦略判断を誤らせることは多く、戦略的な大失敗を引き起こすこともある。東芝がまさにこのような状況だった。
日本製造業の改ざん問題の根っこは金融システム全体の崩壊にある。この問題を受けて金融がもつ深層レベルの意義を直視せざるを得ない。金融リスク対策はどれほど重視してもしすぎるということはない。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年12月10日