日本貿易振興機構(ジェトロ)がこのほど発表した「対日投資報告2017」によると、中国の越境EC(電子商取引)が日本企業の海外販路開拓に貢献し、今年日本が外国からの直接投資を呼び込むうえで、大きな役割を果たした。人民日報が報じた。
報告によると、越境EC サイトを運営する中国企業が日本に進出する事例が相次いでおり、日本企業の海外販路開拓にとっても新たな手段となっている。中国の越境EC運営企業の日本での活動は、▽日本企業が自らネットショップを開設し海外から誘客を図る形態▽越境EC サイトに出店料を支払って出店する形態▽越境EC 運営企業が日本企業から商品を買い取り直販する形態---の3つの形態が主だ。
日本経済産業省の統計によると、2016年、中国による日本からの越境EC 購入額は1036兆6000億円で、初めて中国からの訪日観光客による買い物総額を超えた。ジェトロの統計によると、今年1-9月期、中国の対日直接投資額は前年同期比34.5%増の64兆7000万円だった。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年12月10日