両国は現在、当初規模10億米ドルの中英国際投資基金の設立を検討中だ。同基金は、中英の機関を中心に、商業化と市場化をベースとして設立・運営され、中国や英国、第三国市場のイノベーション、持続可能、消費主導型の成長チャンスに投資し、雇用の創出、貿易の促進を図ることで、「一帯一路」構想を支える。中国は、英国貿易投資総省(UKTI)が250億英ポンド未満の新規事業を支援し、「一帯一路」アジアプロジェクトを後押しすると発表したことを歓迎。両国は、インフラ相互接続、装備製造、金融、投資などで実務協力を強化し、「一帯一路」沿線の第三国市場での協力を模索しながら、中英21世紀グローバル全面戦略パートナーシップの枠組み下で持続可能な貿易、経済発展と安全の成果を目指す。
中国は、英高速鉄道2号線(HS2)二期プロジェクトに参与し、高速鉄道プロジェクトをめぐる緊密な協力を続ける方針だ。中英鉄道協力の効果を上げるため、中国国家発展改革委員会(発改委)と英交通運輸省は2018年に英国で、中英鉄道聯合作業グループ第4回会議を開く予定。