中船重工集団が20日に明かしたところによると、中国初の深海用自己出力型漂流観測機の試作機が開発された。理論上は「水中ロボット」の実現である。この技術は世界トップレベルで、世界海洋観測計画(アルゴ計画)に使用される。
アルゴ計画は世界の広範囲の海の表層部(水深2000メートルまで)の海水の資料を急速かつ正確に収集する事を目的としている。設備の使用年数を延ばし汚染を削減するため、科学者は海洋の再生エネルギーを利用することを思いついた。中船重工710所上級エンジニアの田振華氏によると、海には潮汐エネルギー、波力エネルギー、温度差エネルギーなどの巨大なエネルギーが存在する。うち、温度差エネルギーは縦方向の温度差でエネルギーを吸収し、世界の海で貯蔵量が最も多く、再生可能、クリーン、出力変動が少ないなどの特徴がある。特に、縦方向に動くアルゴフロートに適している。しかし、このエネルギーの転化技術は先進的で、極めて難しく、材料、抑制、電気機械、システム工事など多くの分野に関わる。
中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月22日