中国系企業の海外における外貨建て債発行が再びピークを迎えた。ブルームバーグの統計データによると、中国系企業の今年の海外におけるドル建て債発行額は約1800億ドルに達し、前年比7割増で過去最大となった。業界関係者は来年も増加を続け、2000億ドル規模に達する可能性があると予想した。
業界関係者は今年の急増について、国内債券市場の資金調達コストの増加とも関係していると話した。JPモルガンの債務資本市場部の中国担当マネジャーである謝桐氏は「域内市場では今年下半期より金利がやや早いペースで上昇している。単純に金利を考えるならば、海外での債券発行は中長期的に見て、一定の優位性を持つ」と指摘した。