「今年は河北、江蘇、山東などの省と関連の中央企業が生産能力削減で大きな成果を上げ、粗鋼生産の削減量は全国の約75%を占めた」。苗圩部長は、「2017年の鉄鋼生産能力削減は5000万トンという年間目標を設定したが、それを上回る削減量を達成した」と強調。長年に渡り産業の発展を阻害してきた1.4億トンの悪性腫瘍――スクラップを原料とした劣悪な違法鋼材「地条鋼」を全廃した、と説明した。
製造業の供給側構造改革は成長加速と質的向上を促し、その成果は3つの側面に現れたと苗圩部長は指摘した。具体的には、①「放管服(「行政簡素化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化」)」改革の累積効果が現れ、減税・費用徴収削減の新措置により企業負担の軽減額は1700億元を越えた。②消費財製造業の高度化が加速し、累計5000品目以上で国内販売向けも輸出向けも「同一生産ライン、同一生産基準、同一品質」で生産されるようになった。③グリーン製造工程が累計225件の重点プロジェクトで実施され、第1弾として433項目のグリーン製造モデルが正式発表された。全国で5689社の工業企業について特別省エネ監察を実施したことで、重点産業と京津冀(北京市、天津市、河北省)とその周辺地区、長江経済ベルトのクリーン生産水準が持続的に向上した――。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年12月26日