2017年を振り返ると、中国では農業が強くなり、農村が美しくなり、農民も豊かになった。この1年で、全国の農業・農村経済は持続的に発展し、農業と農村の状況は安定しつつ上向き、安定しつつ高度化し、安定しつつ進化した。農村改革は絶え間なく深化し、奥深く進んで、農業と農村発展の新たなエネルギーを最大限に喚起した。
今年の食糧生産量は6億1500万トン、農民の1人当たり収入は1万3千元を超える見込み。エコ生産が現代農業に活気を加え、モデル転換と高度化を促した。
現在、農村改革の推進が非常に重要となっている。農業供給側構造改革、土地制度改革、農村集団財産権制度改革、農産物買上制度改革はいずれも農村改革の重要な取り組みだ。
農業供給側構造改革は、食糧生産の安定維持を目指している。米と小麦の「二大食糧」を安定させ、最低買上価格政策を改善することで、米と小麦の栽培面積と生産量の安定を図る。地方政府の農業重視による食糧確保と、農民・農業従事者の穀物栽培という「2つのモチベーション」を調整し、生産者補助制度と主要生産区の利益補償メカニズムを整備することで、地方が食糧生産で割を食わないようにする。ハイスタンダード農地建設の強化、農業科学技術イノベーションの推進により、農業に科学技術の翼を差し込む。