滴滴出行は先ごろ、40億ドルの株式調達を終えたと発表した。AI交通技術への投資を強化すると共に、国際化を加速させ、新エネルギー車サービスなど新分野を強化していく。ブルームバーグによると、調達完成後の滴滴出行の市場価値は560億ドルに達するという。
滴滴出行によると、手元資金は同社を積極的な国際戦略の推進に使うとした上で、世界のより広い社会において優良かつ多元的、イノベーティブな交通サービスを提供する。加えてAI人材の蓄積や技術的な資本投入を拡大させる。スマート化運転やスマート交通の建設を引き続き加速させ、新エネルギー車のサービス体系を迅速に構築する。それを通じ、世界の自動車および交通産業の変革をリードし、世界のエネルギーネットワークの建設を支援するとしている。
投資するのはムバダラ・ディベロプメント・カンパニーやソフトバンクなどだ。消息筋によると、今回の融資によって滴滴出行の手元資金は120億ドル近くに達する。胡潤研究所の統計によると、11月30日までに同社の市場価値は3000億元超で、「2017年胡潤大中華地域ユニコーン企業ランキング」で2位となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月28日