第一に、多くの銀行が業務拡張スピードを落としたことで、資産規模の伸びが鈍化した。2017年9月末の商業銀行の総資産伸び率は10.6%で、前年同期比で5.1ポイント低下した。中信銀行、招商銀行、中国銀行などの銀行の資産規模がいずれも伸び鈍化した。
第二に、不良債権率の低下が続いた。不良債権処理の強化と新規貸出の抑制により、2017年第3四半期末の業界平均不良債権率は1.74%と、前年同期を0.02ポイント下回った。
第三に、経済の安定的発展が商業銀行の利益伸び加速につながった。2017年第3四半期末の商業銀行の純利益は前年同期比で7.4%増となり、2016年第3四半期末を4.57ポイント上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年1月5日