経済参考報の記者が中国工業・情報化部から得た情報によると、中航西飛民用飛機有限責任公司が開発するプロペラコミューター機「新舟700」のフラップ構造部品の生産が、中航飛機股份有限公司(西安)で始まった。ハッチ構造部品の生産も、中航工業沈飛民機(瀋陽)で同時に始まった。これは新舟700の開発が技術発展段階に入ったことを意味し、試作・検証作業が全面的に始まることになる。
同部からの情報によると、新舟700は中国の民間航空機発展戦略の「プロペラ・リージョナル機」の代表製品だ。新舟700開発プロジェクトは「民間航空産業中長期発展計画(2013−20年)」の重点民間航空プロジェクトに盛り込まれ、2013年に国務院の許可を得て立案された。コンセプトデザインと初歩設計の段階を終え、2017年には詳細な設計の段階に入った。2019年末に初飛行を実現し、2021年に中国民用航空局の型式合格証を取得し、市場に投入される見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月8日