中国の域内総生産(GRP)1兆元規模の都市に、新たに江蘇省無錫市と湖南省長沙市が加わった。
2017年の完全な経済統計はまだ発表されていないが、無錫市と長沙市を含む一部の地域は両会で地域の2017年報告を行っている。2017年の無錫市と長沙市のGRPはそれぞれ1兆500億元と1兆200億元で、1兆元規模の都市は14都市に増加した。
華為(ファーウェイ)、アリババ、騰訊(テンセント)、中電海康などの大手IT企業は無錫市に多額投資し、華虹の集積回路研究開発・製造、天津中環の大型シリコンウェハー研究開発・製造などのフラッグシッププロジェクトも行われている。
また、中部地区の長沙市も1兆元の大台を突破した。長沙市は30以上ある一二線都市の中で、ここ10年の経済成長が最も速い都市で、産業設備製造業、カルチャー産業、医薬、自動車などの分野に大きく貢献している。設備製造業を例に挙げると、長沙市から三一重工、中聯、山河智能などの設備製造企業が登場している。
一線都市は揃って2兆元以上
無錫市と長沙市の前に、12都市が1兆元規模の都市になっている。うち、2006年、2008年、2010年に上海、北京、広州が1兆元規模になり、2011年に深セン、天津、蘇州、重慶、2014年に中西部の武漢と成都、2015年に杭州、2016年に南京と青島が加わった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月12日