ただ国産車でも2分化している。吉利や広汽、長安が伸びている反面、北汽や一汽は大幅に減少。微増のマーケットの中で厳しい生き残りの戦いが行われている。
このほか、新エネ車が前年ベースが低かったことと政策上の支援を受けて高い伸びを示した。17年の同生産・販売台数はそれぞれ79万4000台、77万7000台と、前年比53.8%増、53.3%増となった。市場シェアは2.7%と前年より0.9ポイント高まった。うち、BYDと北汽の新エネ車が10万台を突破、東風も5万台を超えた。
2018年の見通しについては、中汽協は「引き続き緩やかに増加。3%の伸び率で年間2987万台」と予測する。うち新エネ車は100万台を超えるとしている。「マクロ経済、自動車産業政策、自動車製品の構造調整が販売台数に影響を与える」とし、消費のレベルアップの状況からして自動車消費者は消費構造の調整段階にあり、ミドル・ハイエンド車が急速に増加していくとしている。
崔東樹事務局長は「2018年は4%成長と2017年を上回る」と指摘。「マクロ経済は良好で、大都市と地方を中心に消費者の需要を押し上げる。中西部も潜在力がある」とし、中西部の普及率がまだ低い状態にあることを強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月15日