中国工業情報化部が11日に発表した統計によると、2017年の中国の造船完工数、新規受注数、注文保有数は世界一のシェアとなった。
2017年の中国の造船完工数は4268万トンで前年比20.9%増、うち洋上船は1292万トン。新規受注数は3373万トンで60.1%増、うち洋上船は1136万トン。12月末時点の中国が保有する注文数は8723万トンで16年末より12.4%減少、うち洋上船は2984万トン、輸出した艦船は全体の90.2%を占めた。
2017年の中国の造船完工数、新規受注数、注文保有数はそれぞれ世界の41.9%、45.5%、44.6%を占め、造船の3大指標は世界一のシェアとなった。
中国造船業の産業集中度は上昇し、上位10社の造船完工数は全国の58.3%を占め、16年より1.4ポイント上昇。新規受注数が上位の企業に集中し、上位10社の新規受注数は全国の73.4%を占めた。
工業情報化部の羅文部長は、「中国船舶工業は国際造船市場のここ10年の調整により、シェアを世界トップクラスに伸ばした。近年、中国の造船完工数と注文保有数は世界の40%以上を維持し、洋上設備分野で世界上位になり、造船大国の地位を固めた」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月13日