2つ目は政治的な条件は一切設けていない点だ。中国はアフリカ諸国と同じように、かつて外国に経済の命脈を握られたことで、不平等な待遇を受け、搾取され圧迫されるという悲惨な経験をしたことがある。よって、中国はアフリカに援助を行うにしても協力関係を結ぶにしても、西側諸国が行ってきたようなことはしないし、無理を強いるようなことは絶対にしない。終始一貫してアフリカを尊重し援助し、「利」と「義」を兼ねそろえつつ、「利」よりも「義」を重んじている。
3つ目は相互利益(ウィンウィン)の原則を堅持している点だ。中国とアフリカ諸国との協力は、本質的には途上国同士の「南南協力」であり、南南協力の重要な特徴は平等待遇であり、相互利益である。これにより協力関係を長く継続でき、共同発展を実現できる。中国からアフリカへの資金援助は、フィージビリティ・スタディと市場化の検証を真剣に行った上でのことであり、いずれの協力プロジェクトも経済的社会的に然るべき効果が得られるようにしている。
アフリカの一部国の債務増加について、王部長はこれが長年にわたって累積した結果だと強調した上で次のように述べた。