中国国家統計局局長の寧吉喆氏は1月12日、全国統計会議で、2018年に次世代先端統計調査体系の構築を加速する方針を明らかにした。そのなかで工業発展の質を計る指数として、供給側構造改革や「双創(創業とイノベーション)」などの統計指標体系の検討を進める。デジタル経済やシェアリングエコノミー、先端サプライチェーンの統計制度構築を検討し、小康社会(ややゆとりのある社会)の指標体系を継続的に改善していく。
2017年は、統計改革の歴史において重要な意義を持つ一年となり、統計の管理体制、ガバナンス構築、改革イノベーションが大きく前進した。統計改革の深化、統計環境の浄化、統計の信頼性向上が進み、統計データの信ぴょう性が高まり、政務公開とデータ共有が新たなペースで進んだ。
中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)で統計システム改善の重大な取り組みが打ち出され、中央経済活動会議では質の高い発展を推進する統計体系の形成を加速する方針が示され、統計作業は戦略的な好機と発展期を迎えた。寧吉喆氏は、2018年に統計改革の深化、統計システムの改善、統計データの質向上、次世代先端統計調査体系の構築を加速し、経済・社会の安定した健全な発展や全面的な小康社会の建設を実現するために、より質の高い統計サービスを提供すると話した。
また、2018年に中国は、第4次全国経済全面調査を行い、中国経済の情勢を精査・確認する予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年1月15日