中国2017年度の経済データが発表され、各省における2017年度の成果が次々と明らかになっている。新しい記録も多く作られた。広東省・江蘇省ではGDPが8兆元の大台に乗り、経済成長の増速から見ると、全国22省のGDPの増速が全国平均を上回った。
2017年度全国GDP総量が82兆7122億元と、初めて80兆元を突破し、前年比で6.9%の成長となった。これを2016年度と比べると0.2ポイント高く、2011年度以来初めての経済成長率上昇となった。同様に、全国の地域ごとのGDPも多くの省で経済総量が新しく記録を塗り替えた。
広東省・江蘇省のGDPは8兆元を超え、中でも、広東省の2017年度GDPは8.99兆元に達し、29年連続で中国一の地位を保った。江蘇省がこれに次ぎ、8兆5900億900万元に達した。第3位は山東省で、2017年度GDPは7兆2678億180万元で、初めて7兆元の大台に乗った。第4位は浙江省の5兆1768億元で、トップ3との差が広がった。
そのほか、上海市は初めて3兆元を突破し、3兆133億860万元に達し、3兆元を超えた中国第一の都市となった。重慶市は1兆9500億270万元で、成長率3.6%の天津市(1兆8595億38万元)を上回った。