シェアリングエコノミーが中国の農村に浸透、農家所得の向上に新たな道

シェアリングエコノミーが中国の農村に浸透、農家所得の向上に新たな道。

タグ:シェアリングエコノミー

発信時間:2018-01-30 15:10:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 週末、30世帯約100人から成る「快楽成長」親子ツアーの団体が、海南省万寧市山根鎮大石嶺村を訪れ、シェア菜園で野菜を収穫、シェアキッチンで調理を楽しんだ。村ではこのほか、ビーチで遊んだり、釣りや餅菓子作りを楽しんだりして、充実した田園生活を楽しむことができる。


 昨年より、村の幹部はシェアリングエコノミーの発展を提起している。村民は、整備した土地を都市居住者に貸し出し、管理や有機野菜の栽培を手伝う。農家の厨房を整理し、週末に観光客に貸し出す。農家の書斎を修繕し、観光客が休憩や読書を楽しめるようにする。新年より、共有の理念を掲げる週末ツアーが好評を博している。「シェア」することで観光客は体験を手に入れ、農民は収入を獲得する。


 大石嶺村は、村道が広々とし、村はきれいに整備されている。村の広場の外側に設けられた10ムーの「シェア菜園」は緑豊かに茂っている。菜園の脇の池は青いさざ波が立ち、広場には10数台のシェア自転車が並ぶ。自転車は野菜を収穫する合間にスマホですぐにレンタル可能、村の周囲12㎞の村道をゆったりと走ることができる。


 シェア菜園の責任者である祁甫寧氏は当初、10㎡の土地を300カ所管理していたが、現在は60カ所が引き取られ、地元企業、シニアの季節移住者、深セン在住のゲストなどが引き取り手となっている。菜園では様々な野菜や有機肥料が提供され、引き取り手が自由に選ぶことができる。現在は、トマト、カラシナ、菜心、いんげん、ニンニク、人参、ナスなどの有機野菜が栽培されている。

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