ボーイングが中国事業を強化 中国航空市場の需要強いと判断

ボーイングが中国事業を強化 中国航空市場の需要強いと判断。

タグ:中国航空市場

発信時間:2018-01-30 10:44:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国航空市場の需要が強く、大手航空機メーカー各社はシェアの獲得で競っている。ボーイング中国公司総裁のジョン・ブランズ氏は1月24日、2017年に同社から中国の各航空会社に対する引き渡し機数が過去最高を更新したことを明らかにした上で、向こう3年以内に中国の航空会社との協力をさらに進める方針を示した。業界専門家は、中国市場でのボーイングとエアバスによる競争がますます激しくなるなか、中国の大型旅客機「C919」も初飛行に成功し、ボーイングが中国市場で試練を迎えるとの見方を示している。

 

 ブランズ氏は、同社の2017年世界引き渡し機数は763機に上り、うち中国への引き渡しが26%を占めると紹介。特にボーイングは、「737」型で1カ月当たり47機の生産能力を持ち、最新型の「737MAX」の引き渡しも開始。ボーイングが製造する「737」の3機に1機は中国に引き渡されている。

 

 中国の大型旅客機を含め、世界市場では旅客機市場への参入を望む国は多い。昨年5月28日には、ロシアの最新型「MC-21」双発・中短距離旅客機が初飛行に成功した。同機は今後、ボーイングやエアバスの同型旅客機と商業的な競争に入る見通しだ。

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