ここ数年にわたりボーイングは、中国事業を拡大してきた。同社の責任者は、2017年11月にトランプ米大統領が中国を訪れた際、ボーイングが中国と航空機300機のロット購入契約を締結し、この大規模な受注もボーイングの中国事業の発展を後押ししたと説明。ブランズ氏は、中国航空各社のサポートにより、同社が2017年のパリ航空ショーで「737MAX10」の始動に成功したとしている。
「今後20年間で、世界の新品飛行機の需要は4万機余りに上る見込み。これは非常に大きな需要量で、新たなライバルが参入する十分な余地がある」。ブランズ氏は、2018年も引き続き大量の引き渡し機数を保ち、中国民営航空業の成長を支える方針を示した。また、将来的にボーイングと中国市場の協力が、民営企業や民営分野に広がり、中国の宇宙産業との協力も深まるとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年1月30日