中国国家統計局が1月31日発表した統計によると、1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.3だった。前月に比べ0.3ポイント下がったが、前年同期比では横ばいとなった。16カ月連続で50以上の好況水準を保ち、製造業は安定拡張が続いている。
国家統計局サービス業調査センター高級統計師の趙慶河氏は、1月の製造業PMIに4つの特徴がみられると分析した。
1つ目は、一部分野が生産の閑散期に入り、需給が緩やかに減退したこと。2つ目は、春節休暇を控えるなどの要因による影響で、消費財製造業の成長が加速したこと。3つ目は、主要原材料の調達価格と出荷価格の伸び率が再び低下したこと。4つ目は、輸出入がやや減速したこと。
クリスマスや新年に絡む外需が前倒しで盛り上がった影響もあり、1月の輸出がやや反落し、新規輸出受注指数は49.5と、前月に比べ2.4ポイント低下した。