2018年は人民元の国際化が急速に進展へ

2018年は人民元の国際化が急速に進展へ。

タグ:人民元

発信時間:2018-02-02 14:24:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 このところ、人民元為替レートの上昇が市場で広く関心を集め、関連の人民元国際化の進展も注目されている。先ごろ、ドイツとフランスが人民元を外貨準備に組み入れると発表したほか、半年前には、欧州中央銀行(ECB)も5億ユーロ相当の人民元を外貨準備に組み入れた。研究機関や専門家は、「2017年は、年間を通じて人民元の国際化が一段と発展した」とし、「2018年は、人民元の国際化が急速に進む見通しだ」とみている。


 ■国際決済通貨としての役割が着実に高まる


 中国銀行は1月31日、25の国と地域にある国内外の商工業企業3134社と118の金融機関を対象とした調査に基づき、2017年度の「人民元国際化白書」を発表した。


 「白書」によると、取材対象となった市場主体の76%が、「人民元の国際的地位は米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円などの国際通貨と同水準に近づくと期待できる」とみている。また、海外の市場主体の61%が、人民元を使用する、あるいは使用比率を引き上げる予定だ。国内外の市場主体が、人民元の国際通貨としての地位が向上すると予想している。


 「白書」はまた、「人民元の国際決済通貨としての役割が着実に高まっており、一部のコモディティ商品の取引も人民元建てでの決済を開始している」と指摘。為替レートの変動時でも人民元建てでの決済を続ける国内企業の比率は5年連続で拡大している。


 世界では現時点で、25万社以上の企業と245の銀行がクロスボーダー人民元業務を展開している。調査によると、取材した企業・金融機関がクロスボーダー人民元決済で取引した商品の比率は2016年から13ポイント拡大し、人民元金融市場に参入する意向も2016年比で9ポイント上昇した。

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