中国観光研究院と旅行サイトの「携程旅遊(C-Trip)」は2日、春節(旧正月)期間中の海外旅行に関する予測レポートを共同発表しました。大型連休中に海外に出かける中国人は、去年の615万人を上回る延べ650万人に達し、過去最高となると見ています。
2月1日現在の携程旅遊のデータによりますと、春節期間中に中国人が訪問する予定の上位10か国は、タイ、日本、シンガポール、ベトナム、インドネシア、米国、マレーシア、フィリピン、オーストラリア、カンボジアの順となっています。
また、個人旅行の訪問先の上位10か所は、香港、プーケット島、大阪、マカオ、東京、シンガポール、バンコク、チェンマイ、サバ、バリ島です。また、団体旅行は順にバンコク、プーケット島、台北、シンガポール、香港、大阪、ロングビーチ、東京、シエムレアプ、ニャチャンとなっています。
報告によりますと、1970年代から80年代に生まれた中産階級が海外旅行の主力となり、親孝行や子供へのご褒美として、家族連れで海外へ出かける人が多いとのことです。一方で、90年以降に生まれた若い世代は、親からの結婚催促をかわすために海外へ"逃れる"人がかなりの割合を占めている模様です。
「中国国際放送局日本語版」2018年2月3日