外食先や果物の露店でコードを読み取って支払い、病院での受付と支払いもワンクリックで済み、外出時に携帯電話さえあれば財布がいらなくなった。様々なシーンで支払いが便利になり、モバイル決済は人々の生活習慣になっている。
『コード決済業務規範(試行)』の公布に伴い、モバイル決済の安全性やサービスが向上し、新消費と実体経済への貢献度も高まっている。
深圳市人民医院で家族の診察に付き添う陳さんは、「以前は病院での支払いは窓口に行く必要があり、並ぶのに多くの時間を費やしていたが、現在は支付宝を社会保険カードとリンクさせ、ワンクリックで医療費を支払い、消費記録も確認できるようになった」と話す。深セン市で医療保険モバイル決済サービスを利用する人は160万人に達し、決済額は8400万元に達する。
1月30日に国務院新聞弁公室が開いた記者会見で、工業情報化部の張峰チーフエンジニアは、2017年10月末時点で中国のモバイル決済額は150兆元に達し。世界一になったと話した。
2013年の55億4500万元から、16年には1228億6000万元に増加し、中国のモバイル決済業務はここ数年で急成長を遂げた。iResearchの『第三者決済商業インテリジェント変革研究報告』によると、2016年の第三者決済額のうち、モバイル決済は54.8%を占めた。
2017年、支付宝は中国人のグローバル化を後押しした。36の国・地域の数十万の業者が支付宝を導入し、決済額は前年比306%増加した。2017年7月末時点で、WeChatPayは20の国と地域に進出し、13種の通貨での支払いが可能になった。会計事務所のデロイトが発表したモバイル消費者調査報告によると、中国のモバイル決済は世界をリードし、先進国または地域に進出している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月5日