中国自動車流通協会が先ごろ発表した統計によると、中国の2017年自動車輸入台数は121万6千台で、前年に比べ16.8%増加した。同協会は、中国の輸入車市場が、2015年と2016年の2年続いた在庫解消の減速局面を抜け出し、供給が比較的高い水準に回復したとしている。
輸入車増の主要な原動力として、2017年は並行輸入車の増加率が比較的大きかったことが挙げられる。統計によると、2017年の並行輸入車数は前年比29.8%増の17万2千台で、輸入車全体の14.2%を占めた。うちSUVは、並行輸入の大きな柱となる車種で、ここ4年にわたり全体に占める割合が8割以上に達している。
業界関係者は、このような並行輸入車の増加について、国家政策の支えが主因であると指摘。今後、アフターサービスの問題が解決されれば、並行輸入車はさらに良い発展の局面を迎えるとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月6日