国家質量監督検験検疫総局と国家標準委員会は2月7日、291項目の国家標準を認可・発表した。うち、花火・爆竹、宅配物包装、化粧品などの標準の発表は春節を無事に過ごし、安心して買い物し、エコ消費する上で重要となる。
花火の規範化で安全促進
国家標準委員会が発表した「新国家標準」の中で、花火・爆竹に関する5項目の氷筍が注目を集めている。中国には9種類、2000品種以上の花火・爆竹があるが、統一した規格表記や名称がなく、業界を混乱させていた。
今回発表された標準は花火・爆竹の規格と名称を統一化し、花火・爆竹の商品名に商品の種類、等級などの情報を含むことが明確にされた。湖南花火・爆竹商品安全質量監督検測センターの楊林氏は、「標準の制定より、商品の性能がわかりやすく、消費者が正確に購入できるようになり、花火・爆竹を安全に購入できるだけでなく、商品の品質監督コストの削減にもつながる」と話す。
新国家標準は花火・爆竹の生産における原料規格や技術標準などについても多くの規定を設けた。例えば、過塩素酸カリウムは90%の花火に欠かせない成分で、新国家標準は使用等級や技術要求などを規定し、長年存在していた質の安全問題を解決した。
正月用品の購入がより安心
「最近、正月用品を購入し、化粧品をいくつか買った」。ミニブログのあるユーザーは2月1日、ネット通販で購入した「戦利品」を後悔した。春節が近づき、化粧品がよく売れている。
しかし近年、二等品の化粧品を購入するケースも増えている。2月7日、関係部門は80品目のヘアカラー商品の不合格に関する通告を発表した。
実は、化粧品だけでなく、春節中に売れるどの商品にも質の不合格という状況が存在する。例えば、近年人気がある床暖房対応フローリング材もそうである。床暖房対応フローリング材に業界標準と国家標準がなく、ひび、傷、塗装のはげなどが存在することが多く、争議やトラブルも頻発している。
このような状況を受け、国家標準委員会は化粧品、床暖房対応フローリング材、台所用洗剤などの技術標準を制定し、消費者が暖かい信念を過ごし、安心して買い物し、健全に消費できるようにした。
例えば、化粧品消費者の健全を保障するため、国家標準委員会は今回6項目の化粧品類国家標準を発表し、各種商品の技術標準やテスト方法などを規定した。これは中国の化粧品の質向上に重要な役割を果たす。
EC消費をより「エコ」に
春節が近づき、各大手ECサイトは春節前の最後のショッピングイベントを企画し、消費者も多くの商品を買い物リスト入れている。しかし、旺盛なEC消費の背後には「大量の宅配ごみの存在」という知られざる一面もある。統計によると、中国の宅配物の包装に使用される段ボール原紙は年間約5000万トン、小興安嶺の林46.3個分に相当する。
郵政科学研究規画院検測センターの把寧常務副主任は、「現在の宅配物には過剰包装、資源浪費、有害物質の基準超え、プラスチック汚染などの問題があるが、環境に悪くても企業のエコ包装生産や検査などを指導することは難しい」と話す。
これに対し、国家標準委員会は『宅配物包装用品』に関する国家標準を制定し、減量化、エコ化、リサイクルの要求に合わせ、現状を改善し、「エコ消費」理念を実行するよう規定した。
例えば、新標準はプラスチックフィルム類の宅配物包装袋の厚さの要求を引き下げ、包装袋に生分解性プラスチックを採用するよう求め、貴金属と特定物質の制限量の要求を加え、重複使用と印刷に関する要求を追加した。
把寧氏は、「新標準でのエコ包装の提唱は、生態文明建設を推進する重要な措置であるだけでなく、宅配業の健全な発展にも重要な役割を果たす」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月10日