中国国内家電業界データモニタリング会社「奥維雲網」のの報告によると、2017年中国のテレビ小売販売量は4752万台で、前年比で6.6%低下し、2003年以来の最大の下げ幅を記録した。しかし、平均単価の上昇で、テレビ小売総額は1630億元と、前年比で4.5%増となった。
過去の数年間に、猛烈な勢いで伸びたインターネット概念のブランドの発展が明らかにボトルネックに遭遇した。2017年インターネット概念ブランドの市場占有率は13%に過ぎず、同6ポイント縮小し、新タイプのテレビの販売も同11%減となった。
一方で、テレビ市場には注目ポイントもある。
クラウドネットワーク黒物家電事業部副総経理の朱圓圓氏は、「55インチ以上の大型テレビの販売量は継続して伸びており、占有率は三割を超えた。スマートテレビ・レーザーテレビ等の人気商品の販売量は引き続き上昇中だ」と話す。
工信部のデータでは、2017年の中国のテレビ生産台数は1億7233万台で、同1.6%増長に止まったが、スマートテレビは1億931万台に達し、同6.9%増となっており、テレビ生産台数全体の63.4%を占めるに至った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月9日