2017年のブルマーケット(上げ相場)を経て、2018年の大口商品市場は全体的に下向き、取引が低迷して、黒色系と石化系商品が比較的大きく値を下げた。原油先物の上場は、投資家の興味をひきつけることで、市場取引の緩やかな回復につながり、石化セクターの価格回復を促進する見通しだ。
また、A株先物(証券)やエネルギーセクターの関連上場企業の業績向上を促進し、株価の上昇も後押しする。原油先物の上場は、「中国中期」のような先物関連企業の業績を直接的に向上させ、エネルギー・物流関連企業の発展を大きく後押しし、その業績向上につながる。長期的にみると、中国のエネルギー価格決定権が強まり、「中国石油」、「中国石化」などのエネルギー大手企業にも恩恵が及ぶ見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月13日