平潭海峡鉄道橋、アジアのバミューダトライアングルに建設中 英メディア「史上最大の偉業」

平潭海峡鉄道橋、アジアのバミューダトライアングルに建設中 英メディア「史上最大の偉業」。

タグ:中国橋建設

発信時間:2018-02-14 16:01:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 この二段式の橋は、上段に6車線の道路、下段に高速鉄道の線路を敷く設計となっている。中国初の海を跨ぐ鉄道橋で、最高時速200キロの高速列車が走行する計画だ。

 

 一方、橋の建設は空前の難工事だ。平潭海峡は台湾海峡の一部で、強い風が吹くことで知られる。1年のうち300日以上、風速13.8メートル/秒もの強風が吹き荒れ、10階建てのビルに相当する高波が観測される。海中へ打ち込まれる杭は87トンにも達する波の衝撃に耐えられなければならない。

 

 同建設工事のチーフエンジニア、樊立龍氏は取材に対し、「20年間この仕事をしているが、これほどまでの難工事は初めてだ。現時点で世界で最も工事の難しい鉄道道路併用橋といえる」と指摘。中でも困難を極めるのが海中の岩石への杭打ちで、「夜中に見るのはいつも杭打ちの夢だ。岩石には杭が打ち込めず、石に釘を打つようなものだ」と語る。

 

 同海域は極めて危険で、これまでにも報じられたように、橋の近くには澎湖列島があり、2008年にはこの海域で商用機や軍用機が消息を絶つなど謎の現象が起きている。中国の南、日本、インドネシア、フィリピンを囲むこの海域は、バミューダトライアングルと同じだとみる向きもある。

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