中国金融情報会社の同花順によると、2月13日までに、中国石炭企業22社が2017年業績予告を発表した。それによると、14社が増益、5社が赤字から黒字に転換、利益が増加した石炭会社は九割近くに上った。
中でも、純利益前年比伸び率最大なのは昊華能源で、利益が61倍近く増えた。二番目は恒源煤電であった。
昊華能源の業績予告によると、同社の2017年度純利益が7億元から7.8億元となる。前年から6.9億元から7.7億元の増益で、伸び率は5437.97%から6070.89%になる。
石炭企業の利益が増えた主な原因は石炭価格の高止まりを受け、石炭採掘企業の売上高増が顕著だったことや、石炭市場の好調により、石炭輸送と石炭ベースのメタノール製造による利益も大きく伸びたことにあるという。
恒源煤電の業績レポートでは、同社の2017年度の株主に帰属する純利益は、前年から10.71億元増加し、伸び率は3036.38%となる。石炭業界の供給側構造改革というポジティブな影響により、石炭出荷価格が大幅に上昇したことが大幅増益の原因に挙げられた。