環球網が23日に消息筋から得た情報によると、長城汽車とBMWはEV版MINIを共同生産する意向を固めた。長城汽車は香港証券取引所で公告を発表し、双方が合弁会社の形式により、新エネ車分野で協力を展開する将来性と実現性を評価しているとした。合弁会社の規模やビジネスモデルなどの詳細な内容については未定だ。
また一部の情報によると、BMWは長城汽車と「協力意向書」に署名したことを確認している。双方はEV版MINIを生産する合弁会社を共同設立する。今後は契約内容と工場の設置先について検討する段階に入る。
BMWと長城汽車の事業提携は、双方にとって戦略的意義を持つ。BMWはこれによりMINIブランド拡張のグローバル戦略を推進できる。長城汽車は大手国際ブランドと協力するチャンスを手にできる。EV生産により、長城汽車は双積分(デュアルクレジット)制度による圧力を解消できる。
双方の事業提携はEV版MINIの生産から始まる。双方は短中期的に新エネ車の生産台数を拡大でき、さらに未来の業界の変革における確かな位置づけを見出すことができる。
BMWはすでに、2019年にEV版MINIを発売すると発表しており、この新車のコンセプトモデルを展示している。MINIのおしゃれなデザインとコンパクトなサイズは、電動化に非常に適している。BMWは2009年より、中国を含む世界でEV版MINIの試験を開始している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月24日