モバイル決済は大都市の人々の日常生活で広く普及しているが、中国西部の町で暮らす焦さんと張さんは今年の春節で、初めてモバイル決済の利便性を実感した。
陝西省旬邑県の焦さんは今年74歳で、今まで携帯電話をほとんど使ったことがなかった。数年前に息子や孫から強く薦められ、スマホを使い始めた。
焦さんは1年以上に渡り、モバイルネットワークによる新たな変化に徐々に適応し、微信による暮らしの新体験を称賛している。焦さんは微信を使い遠くで暮らす親戚とリアルタイムでコミュニケーションしており、また微信を使い現地の高齢者によるサークルに入っている。
妻の張さんも焦さんと共に、モバイル時代に突入した。張さんは微信のお年玉送受信を好む。しかし手にしたお年玉を何に使うかについて、張さんはまだ考えていなかった。
今年の春節に他省から帰省した息子や孫が、外で商品を購入し、互いに振替をする際にモバイル決済を使用しているのを見て、張さんは羨ましくなった。そこで孫たちは夫婦に、微信支付の使い方を手取り足取り教えた。
旧暦1月3日に外出し、初めてQRコードをスキャンして中国風のハンバーガーを購入できたとき、二人の顔には笑みが浮かんだ。「私たちは時代に乗り遅れていない」
焦さんが今年の春節で驚いたのは、日常的な消費におけるモバイル決済だけではない。旧暦1月4日に一家で西安市を旅行した際に、夫婦はシェア自転車を称賛した。
中国人は「新4大発明」を誇りに思っている。高齢者は時代の流れに乗れない、新技術にも適応できないと言われるが、高齢者は近年、自分たちのモバイル新生活に速やかに進出している。高速鉄道に乗り、ネット通販を利用し、モバイル決済を利用し、シェア自転車に乗り、若者に少しも負けていない。これらの新しい変化は、彼らの日常生活を豊かにし、西部の町におけるモバイルネットワーク発展の縮図になっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月23日
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月23日