飲食消費の面で日本を例にとって見てみると、中国の全ての都市の観光客の消費規模が急速に伸びているが、なかでも三線以下の地方都市の伸びが最も速く、2018年は前年同期比で93.48%の伸びとなった。このほか、飲食消費の占める割合は顕著に上昇している。娯楽消費の面で欧州を例にとると、2018年春節期間中の欧州旅行で娯楽消費の伸び率が20%を上回る急速な伸びとなり、なかでも二三線都市が大きく伸びた。一方で、上海人観光客の欧州旅行での娯楽消費の伸びは前年同期比で37%に達した。宿泊面では、海外フリーツアーの普及で、宿泊消費の占める割合も徐々に拡大している。移動手段の面では、レンタカーなどを利用した海外セルフドライブツアーの人気が高まっている。
このほか、2018年の春節期間は、中国を訪れてカードを利用する国際決済カードの保有者が増えた。うち、中部と西部の二三線都市での国際決済カード利用件数が2017年春節に比べてハイペースで伸びた。消費分類別では、宿泊、飲食、娯楽などの支出が多く、ショッピング消費が最も多かった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月26日