だがスマートフォンの普及がこの障壁を打ち破るための土台を提供し、モバイルインターネットとモバイル決済の誕生により中高年はいつでもどこでもネット通販を利用できるようになった。大手EC企業は流れに乗ってさまざまなサービスを打ち出し、中高年がECプラットフォームで気に入った商品を購入できるようサポートした。
18年の春節(旧正月、今年は2月16日)の直前、淘宝が「家族アカウント」サービスを打ち出し、親の淘宝のアカウントを子のアカウントとリンクさせ、両親が気に入った正月用品を注文し、子どもが決済できるようにした。また両親が自分のアカウントを通じて子どもと一緒に商品の品定めをし、あれこれ相談できるようにもした。淘宝だけでなく、京東商城をはじめとする他のプラットフォームも同様のサービスを提供して、中高年市場の開拓をさらに進めている。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月2日