国際経済分析機関のフォーカスエコノミクスは3月の最新レポートで、2018年初めに中国経済が強い発展の原動力を示したと強調。1月の輸入統計が国内全体の消費エネルギーの大きさを表すと同時に、世界的な需要の安定も中国の輸出と製造業に大きな外的原動力をもたらしたと分析した。最近のマクロ指標低下についても、旧暦新年の影響を考慮する必要があると指摘。中国経済の持続的で穏健な成長トレンドが続いているため、中国経済に対する信頼感は持続的に上昇しており、人民元レートも比較的安定した状態を保っているとの見方を示した。
UBSは、第19回党大会と中央経済工作会議の基調が、今回の両会で具体的な経済発展目標に変わるとの見方を示す。経済成長目標について、政府首脳が速度ではなく質を重視し、経済成長目標が最も重要な観察指標にはならないと予想。中国が現在のレバレッジ解消政策を続け、地方政府融資平台とPPPプロジェクトの監督管理を強化すると分析した。また、中国政府が、マネーサプライと社会融資総額の伸び率を抑え、厳格な監督管理政策を講じ、金融市場の健全度を引き上げるとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月6日