ブランド連盟商学院の王永院長(博士)は、「中国ブランドの競争力と外資系ブランドの競争力にはこちらが伸びればあちらが落ち込むという消長のプロセスがあり、国産ブランドの利用が増えると外資系ブランドの利用は減ることになる。現在、中国ブランドの競争力が絶えず進歩しており、中国は高速鉄道を含め後発組としての多くの優位性を備えており、これは消費者が国産ブランドをますます評価する前提になった。国の実力が増強され、科学技術の水準が進歩するにつれ、国を評価する気持がより強くなり、国産ブランドに対する評価もおのずと高まった」と述べた。
中国社会科学院経済研究所の劇錦文教授は、「こうした現象が出現した根本的な原因は、中国の経済政策の転換、国産ブランドの質向上にある。ここ数年、中国経済はモデル転換とバージョンアップが強調され、質の高い発展が強調されて、国産ブランドや国産品の質が向上した」との見方を示した。
回答者の外資系ブランド消費が減少していることについて、劇教授は経済学の原理を用いて原因を分析し、「消費量が一定になる中で、国産ブランドと国産品の消費が増加したということは、他のブランドの消費が減少したことを意味する。両者にはそれぞれ消長がある」と述べた。