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中国経済、発展の新原動力を得る。
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中国国家統計局は14日、国務院新聞弁公室で開かれた記者会見において、今年1−2月の国民経済運行状況を紹介した。また1−2月の工業生産の発展において、新産業・新製品のけん引力が強まったと発表した。国家統計局の報道官は「新原動力の成長は、経済の安定的かつ健全な運行を促し、かつ経済構造の改善とアップグレードにも資する」と発言した。
中国の経済データは、海外メディアから広く注目を集めている。フィナンシャル・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルの電子版などが、これを報じた。ウォール・ストリート・ジャーナル（電子版）は「中国の1−2月の一定規模以上の工業企業の付加価値額は実質で7.2％増となり、昨年12月の6.2％を大幅に上回った。また市場の予想を大きく上回り、本紙の調査対象となったエコノミスト11人の6.1％という予想を上回った」と伝えた。フィナンシャル・タイムズは、中国経済は「力強いスタートを切り、予想を上回る成長を示した」と評価した。
高度成長と高品質に、製品をブランドに
中国政府は今年の活動報告で「急台頭する新原動力が、経済成長構造を再構築し、暮らしを深く変え、中国の革新的発展の新たな象徴になろうとしている」と指摘した。中国経済成長の新原動力は最近、海外メディアの間でホットな話題になっている。
フィナンシャル・タイムズは昨年「中国経済が高度成長できたのは、巨大な市場や国内企業の良好な発展環境の他にも、中国政府が革新駆動型発展戦略を実施したという重要な理由がある。中国の新世代の企業家は、創業・革新計画を受け積極的に革新に取り組んだ。中国製品は偽物のレッテルを剥がし、一部の新型サービス・ビジネスモデルで世界に先駆けている」と指摘していた。
6日付独ノイエス・ドイチュラント紙は「中国経済が安定成長」と題した記事の中で、「中国は経済の秩序正しい発展を維持しており、かつ政府活動報告の中で、革新駆動型発展戦略の実施を掘り下げるとした。ネットワーク経済、新材料、自動車駆動システム、エネルギーモデルチェンジ、バイオ技術、ロボット技術などの産業が中国で力強く発展している。電子・情報技術などの新興業界の発展ペースも、伝統的な業界を大きく上回っている。さらに重要なことに、中国は革新の質でもトップの地位を占めている。HSBCは、中国の昨年の科学技術分野の成長率を8％と推算した。中国経済の発展の質は今日、かつての高度成長段階を上回っている」と伝えた。
世界バリューチェーンにおける地位が向上
ブルームバーグによる2018年の「国別イノベーションランキング」で、中国は19位に浮上した。ブルームバーグは「中国の浮上は、労働力に占める科学技術・工学人材の比率の上昇によるものだ。ファーウェイなどの革新的な企業による特許取得件数が増加を続けている」と報じた。日本経済新聞も、日本は中国のハイテク起業発展の経験に学ぶことを検討すべきと論じた。「日本は中国IT発展の経験に学ぶべき」と題した記事の中では、全世界が注目する新興IT産業のケースのうち、中国が占める比率が高まり続けていると伝えた。
欧州特許庁が先ほど発表したデータによると、中国企業のフェーウェイは初めてドイツのシーメンス、韓国のLG、米国のクアルコムを抜き、欧州で特許出願件数が最多（2398件）の企業になった。ドイチェ・ヴェレ（電子版）は7日、「中国が特許の取り組みを拡大中」と題した記事の中で「中国は長年に渡り、世界で特許出願件数が最多の国になっている。しかし中国の特許出願件数は今回始めて、米国、EU、日本、韓国の合計を上回ったため要注目だ。この発展は中国が革新の取り組みを加速したことを意味する」と報じた。
中国の全社会の研究開発費はこの5年間に渡り年平均11％増となり、世界2位の規模になった。オーストリアのDer Standard紙は「中国が研究開発費を拡大中」と題した記事を掲載し、「中国の2017年の研究開発費は前年比14％増の2260億ユーロにのぼった。中国の新エネ・EVの研究開発費は2012年より70％以上増加している。中国は2050年に技術革新でトップの国になるだろう」と伝えた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2018年3月21日
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