創業をするなら、シリコンバレーではなく中国に行け=独誌

創業をするなら、シリコンバレーではなく中国に行け=独誌。

タグ:創業 シリコンバレー ベンチャー企業

発信時間:2018-04-01 07:57:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国はスタートアップ企業、アクセラレータ、インキュベータの中心地になっている。中国の約7500のインキュベータは、約22万社の中小企業を生み出している。世界の大型ユニコーン企業232社のうち、中国は62社。ドイツは4社のみ。

 

 ベンチャー企業は中国で高い優位性を占める。まず、中国人にとってデジタルの需要は、日常生活の一部になっている。次に、中国政府は革新型国家のイメージへの重視を強めている。杭州などの都市では、創業に資金援助する具体的なプロジェクトがあり、創業者に場・資金・コンサルティングサービスを提供している。大学生でも学習しながら創業できるほどだ。文化の差はあるが、ドイツのベンチャー企業は中国の創業者から、次の多くの事を学べる。

 

 ・中国人のペース。激しい競争により、彼らはライバルよりも早く創意を市場に進出させることができる。製品がコンセプトから市場に向かうまでかかる時間は通常8−12カ月で、早ければ3カ月のみだ。

 

 ・成功の秘訣は迅速な反応。多くの企業は当初、オリジナルの製品を製造しない。彼らの取り組みの重点は、製造技術そのものの改善と、その後の市場マーケティングとなる。中国の創業者の重要な競争力は、市場への適応能力と、変化に対する迅速な反応によるものだ。

 

 ・資金が成長の要素。中国のベンチャー企業の成功は、主に広範な資金源によるものだ。

 

 ・ユーザーが中心。彼らはユーザーの需要に特化している。重点は技術の発展ではなく、まずユーザーに置く。ユーザーに付加価値サービスを提供し、生活の質を大幅に改善する。そうすればユーザーはこれらの製品から離れられなくなる。

 

 ・ハイテクがなくても問題ない。中国人はライセンス契約により技術を得る習慣がある。それから国内で実践し、生産する。

 

 ・異なる要素を一つにまとめる。例えばシェア自転車の摩拜単車は実体を持つ自転車レンタルを、AIやビッグデータなどの各種要素と結びつけた。これは中国のユニコーン企業が、アルゴリズム、応用、チップなど具体的な発展を重視するのではなく、「パッケージング」に長けていることを意味する。

 

 ・オープンソースで革新を駆動。深センは中国のシリコンバレーで、ここの製造メーカーはオープンソースのハードとソフトを手にすることで、情報を共有し革新を推進できる。これらの情報は革新のためコミュニティ全体で使用される。強力な人間関係、共同革新とアイデアの共有は、中国独自の創意と革新的な生態系を創り出した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月1日


 


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