中国商務部(省)条法司の陳福利司長は23日、「米国の通商法301条に基づく調査は世界貿易機関(WTO)の規則を無視し、中国の実際の状況を無視し、中米経済貿易関係のウィンウィンの本質を無視している。中国側は既に全面的な準備を済ませている。今後は進展をしっかり見守り、真剣に評価し、中国側の利益が損なわれれば、中国は断固とした措置を講じる」との姿勢を示した。新華社が報じた。
米国東部時間3月22日、米国のトランプ大統領は、米通商代表部(USTR)が対中国で進めていた「通商法301条」の調査に基づき、制裁措置についての大統領令に署名した。
陳司長は、「米国が自国の法律に基づいて中国に対して貿易調査を行い、制裁措置を講じるというのは、典型的な一国主義、保護貿易主義の行為。米国の301条に基づく調査は、WTOの規則を無視しており、1994年に米国の大統領が国会に提出した『行政行動声明』にも違反している」と指摘した。