先ごろ開かれた「中国石油・ガス産業開発の分析と展望リポート青書(2017-2018)」記者会見で、中国の石油会社は海外進出で顕著な業績を上げており、海外で保有する石油・ガスの鉱区権益・生産量が年々増加していることが明らかになった。
「青書」の統計によると、2017年末時点で、中国のエネルギー企業34社(民間企業23社含む)が海外の石油ガス開発プロジェクト210件に投資、海外で保有する石油の鉱区権益・生産量は24年連続で高成長を維持、石油の権益は1.5億トンを突破、天然ガスの権益・生産量は1.9億石油換算トンに達した。そのうち、石油権益・生産量の94%は中国の国有大手3社が保有し、海外の石油権益・生産量は2018年に1.58億トンに達する見込みだ。同「青書」は、中国石油企業協会と中国石油ガス産業発展研究センターが共同で作成した。
中国の石油・ガス産業の国際協力は引き続き推進される見通しだ。多くの専門家によると、「一帯一路」イニシアチブの全面実施に伴い、中国は中央アジア-ロシア、中東、アフリカ、アメリカ、アジア太平洋の5大石油・ガス開発協力区の建設を推進し、重点国家との石油・ガス開発での協力を強化する見通しだ。