また、中国政府は西北、東北、西南、海上の4つの石油・ガス輸送ルートを整備し、安全を強化しリスクを防止、輸送ルートの安全性と信頼性向上を図っている。そして、アジア太平洋、欧州、北米での石油ガス運営センター建設を進め、取引・加工・貯蔵・運輸が一体となった海外石油ガスセンターの運営モデルを積極的に発展させる計画だ。
同時に、新たな情勢の下で、世界のエネルギー貿易価格決定交渉における中国の発言力と影響力を高め、上海エネルギー取引センター、上海石油天然ガス取引センターなどのプラットフォームを活用し、現物のほか先物など派生商品の取引を積極的に進めることで、アジア・プレミアム(中東原油のアジア向け割増価格)の引き下げを図り、海外エネルギー投資に伴う関連の貿易工程技術サービス、物資装備の海外進出を奨励する政策を策定し整備するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月24日