国務院発展研究センターが主催する「中国発展ハイエンドフォーラム2018年次総会」が24−26日にかけて、北京市の釣魚台国賓館で開かれる。今年のテーマは「新時代の中国」。高品質発展、財政・税制改革、供給側構造改革及び金融政策、全面的開放の新展開、高品質発展段階の中国製造・創造・未来など、一連の重大議題をめぐり議論を展開する。
「高品質発展」は、今年の経済のキーワードだ。本フォーラムの来賓は、本件をめぐり議論を展開した。出席した政府高官は、高品質発展は「数の重視」から「質向上」に転じるべきだと話した。今後は知財制度の整備、要素市場化配置という2つの重点をめぐり一連の政策を打ち出す。さらに高品質発展を促す指標・政策・標準・統計・業績評価・政治成績審査という6大体制の形成を加速する。
全国政協副主席、国家発展改革委員会主任の何立峰氏は「高品質発展に邁進するためには、いくつかの緯度を把握する必要がある。まずは系統性だ。高品質発展は単なる経済規模や経済成長率ではなく、経済・社会環境などの調和的な発展を重視する。より高品質・高効率かつ公平な発展を実現する」と指摘した。
国務院発展研究センター副主任の王一鳴氏は「高品質発展は、数の重視から質向上への転換、規模拡大から構造改善への転換、要素駆動から革新駆動への転換を実現しなければならない」と強調した。
高品質発展をめぐり、一連の改革措置が打ち出され、さらに6大体制を形成することになる。
何氏は「今年は主に高品質発展の需要に基づき、政府活動報告の要求を履行し、マクロ管理面の研究をさらに強化する。特に未来の発展戦略、地域発展戦略、産業発展戦略などの研究を掘り下げ、一連の政策を打ち出さなければならない」と話した。
中央財経指導チーム弁公室副主任の楊偉民氏は「経済体制改革の加速には、主に知財制度の整備と要素市場化配置という2大重点と、知財権の効果的な奨励、要素の自由な流動、価格へのフレキシブルな反応、秩序ある公平な競争、企業の自然淘汰という5大目標が含まれる」と述べた。
楊氏は「高品質発展の推進は、中国がこれから発展方針を定め、経済政策を策定し、マクロ調整を実施するための根本的な需要だ。今後は高品質発展を促す指標・政策・標準・統計・業績評価・政治成績審査という6大体制の形成を加速する」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月26日