よりポジティブで、開放的で、有効な人材誘致政策を実施するために、中国は3月1日より全国で「外国人人材ビザ制度実施弁法」をスタートさせた。「実施弁法」で明らかにされた主な政策は次の通りだ。
◆外国人人材ビザの発給対象を一段と拡大する。「外国人在中国就労分類基準(試行)」に定められた外国人高度人材としての基準条件を満たす人材、「高学歴で、専門技術に精通したトップレベルの人材、国内で不足している人材」、市場からのニーズが高い科学者、科学技術をけん引するトップレベルの人材、国際的な実業家、専門家、ハイテク技術者など、中国の経済や社会の発展に不可欠な海外の高度人材、早急に補強する必要のある人材であれば、いずれも人材ビザを申請することができる。
◆人材ビザの有効期間および滞在期間を一段と延長する。省と自治区、直轄市の外国専門家局が条件を満たすと判断した外国人人材は、有効期間が5年間もしくは10年間の、1回の入国で最長180日まで滞在可能なマルチビザを取得できる。またその配偶者と未成年の子供も、同じ有効期間の家族滞在マルチビザの取得が可能となる。