中森さんの専攻分野は、圧電材料、強誘電体材料の先端研究だ。中森さんが就職先の選択に迷っていた時、中国科学院上海硅酸塩研究所の研究員から、「当研究所の材料科学研究グループの研究プロジェクトに参加してほしい」との招きを受けた。一流の研究所で、自由な科学研究環境、専門ともマッチし好待遇であったため、中森さんは迷うことなく上海で夢の実現を目指すことを決めた。
上海の受け入れ先のサポートもあり、中森さんはスムーズに外国人専門家の主管部門が発行した「外国人高度人材確認書」を受け取った。そして、1月30日にすべての申請資料を持って中国大使館へ行き、ビザの申請を行った。午前11時半にそれらの書類を提出し、午後4時にはビザを受け取った。中森さんは中国大使館の作業効率の良さに驚き、自身の微信(Wechat)のモーメンツで記念すべきビザの画像を公開し、英語で「ビザを取得できた!上海に行きます!」と書き込んだ。中森さんが中国を訪れるのは初めてだが、上海での仕事と生活に期待で胸を躍らせた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月26日