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発信時間：2018-03-27 16:02:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　中国で3月26日、原油先物が上場し取引を開始した。取引対象となる油種は中硫黄原油で、世界の原油先物取引のベンチマークとなっている米国のWTIや欧州の北海ブレントとは異なるため、多くの国際的投資家にリスク管理と投資のチャンスを提供することになる。

　中国の原油先物は上場の準備に17年という年月がかかった。振り返れば、長く容易ではない道のりだった。

　中国は2012年に「先物取引管理条例」を改訂した。「外国人の国内先物取引への参加を制限する」という規定を削除し、外国人投資家の国内特定品種の先物取引への参加を認めることで、国際的な原油先物の上場に大きく門戸を開いた。中国共産党第18回全国代表大会の開催以来、中国証券監督管理委員会は国際的な原油先物市場の建設推進を加速した。

　2017年の時点で、中国はすでに世界最大の原油輸入国であるとともに第2の原油消費国となり、6.5兆元を超える巨大な産業チェーンと消費体系を形成した。一徳先物有限公司の郭士英チーフエコノミストは、「原油先物の上場により、中国の巨大なエネルギー化工市場は一段と有効なヘッジ取引・スプレッド取引が可能になった。また、これにより西側市場が一段と中国の需要や経営モデル、金融規則に注目することになる」と述べた。

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