第18回中国中国文化観光グローバルフォーラム(CTGF)が21日から23日まで海南省三亜市で開催された。
同フォーラムは中国飯店雑誌社が発足したもので、国連世界観光機関(UNWTO)に加盟するアジアパシフィックホテル協会(APHA)、不動産業界団体の全国工商聯不動産商会(CRECC)、三亜市人民政府の共催で行われた。
開幕式の様子
今フォーラムには米国、カナダ、ポルトガル、ギリシアなどから政府代表団や大手不動産デベロッパー、ホテルグループ、優良サプライヤーの関係者ら約2000人が出席した。
大手コングロマリット復星国際の郭広昌董事長、マリオット・インターナショナルの社長兼最高経営責任者(CEO)アルネ・ソレンソン(Arne Sorenson)氏、インターコンチネンタルホテルズグループの社長兼最高経営責任者(CEO)キース・バー(Keith Barr)氏、ハイアットホテルアンドリゾーツのアジア太平洋地域社長デービット・ウデル(David Udell)氏によるインタラクティブショーも行われた。
「中国のチャンス、世界の舞台」と題するインタラクティブショーでは、米国、カナダ、ドイツ、ポルトガル、ギリシアなどの在中国総領事らが意見交換などを行い、「引進来」(外資導入)と「走出去」(海外進出)に新たな視点や発想をもたらした。
国際連合事務局の上席エコノミストで、国際職員組合連絡委員会(CCISUA)の前委員長、メリ・マダルシャヒ(Mehri Madarshahi)氏は「文化は交流によって精彩を放ち、世界は観光によってより素晴らしいものとなる」と述べた。
在広州(華南地域)カナダ総領事レイチェル・ビクトリア・ベドリントン(Rachael Victoria Bedlington)氏は、「中国の観光業、中でも海外旅行業務の目覚ましい成長ぶりを垣間見ることができ、大変嬉しく思う。2018年は中国・カナダ観光文化年にあたり、これまで以上に多くの中国人観光客にカナダを訪れてもらいたい」と述べた。
在上海(華東地域)ポルトガル総領事のアンドレ・ソブラル・コルデイロ(André Sobral Cordeiro)氏は、「より多くの観光施設づくりに力を入れ、中国人観光客にポルトガル文化の魅力に深く触れてほしい」と述べた。
在上海(華東地域)ギリシア総領事のヴァシリス・キシロス(Vassilis Xiros)氏は、「グローバル文化観光業において、中国は高い成長ポテンシャルと重要な役割を担い得る力を持っている」と述べた。