「中国版」の原油先物取引の時代がついにやってきた。中国原油先物取引の取引銘柄が26日、上海先物取引市場で取引をスタートし、人民元建てで決済を行うことになった。中国先物取引史上で初めて対外開放された品目として、原油先物取引銘柄の上場は中国先物取引市場が国際化に向けて出帆したことも意味する。上場初日、原油先物取引銘柄は好調なスタートを切り、SC1809は大幅に上昇して上昇率は3.5%を超えた。「北京日報」が伝えた。
同取引所では2001年に原油先物取引の研究・論証がスタートし、12年に国が「先物取引管理条例」の改定を行い、外国人が中国国内における先物取引に参入することを制限するとの規定が削除され、外国人投資家が中国国内の特定品目の先物取引に参入することが可能になり、国際化された原油先物取引銘柄の上場のドアが世界に向けて開かれた。そしてこのたび上場が実現するまで、実に17年の歳月を経ることになった。