3月29日付『ロシア・トゥデイ』ウェブサイトによると、ロシア諸民族友好大学教授のユーリ・ポーチタ氏は同紙の取材に対し、中国が米国へ二国間貿易関係を損なうことをすべきではないと警告したが、これはまさに2つの大国による激しい貿易戦争の始まりであるとの見解を示した。
ポーチタ氏は、「中国が米国の孤立主義的な措置に対して不満を抱くのは良く分かる。ここ20年に構築されたシステムのなかで、中国は最大の製造国、西側への商品供給国となった。米国や英国、その他の欧州諸国は自国の工業を持たない。今、中国は他人に喉を締め付けられている。中国による報復のアピールには、納得できる事情がある」と述べた。
報道によると、中国商務部報道官の高峰氏は、米国側に両国の経済・貿易関係を損なういかなる措置も講じないよう警告し、措置を講じれば「自分の足に石を落とすだけ」と話した。それに先立ち、中国は一旦、米国とまとめていたコンセンサスを無効にし、報復リストを作ると発表していた。