ポーチタ氏は、「中国は終始、国益に則って動いてきたが、現在は自然とロシアとの関係をより密にした。ロシアと中国は、自国の利益を守りながら、互いの利益に気を配るように方針を転換し始めている。中国政府は、強硬な対抗と経済戦争の道を選択した」と説明した。
3月初めに米トランプ大統領は、米国が輸入する鉄鋼・アルミニウム製品に対する関税を引き上げる命令に署名した。これにより、欧州、中国、カナダ、日本、韓国、ロシアを含む多くの国・地域が様々な影響を受けることになった。
専門家は、「米国の剣幕が凄いため、圧力を受ける国は対策の一致点を探さなければならない。このような国は、中国とロシアのほかにも、イラン、トルコ、南米諸国など数多くある。ロシア、トルコ、イランは中東問題で距離を縮めた。彼らが中国と対話を強化するのは時間の問題だろう」とみている。