長年にわたり、人口は主に中西部から東部や南東沿海に移動し、経済が発達していない地域から発達した地域に流れる傾向にある。
政策の実施に伴い、人材が中西部に集中し始めている。西安市は移転者8000人超という驚異的な数字を発表した。大学の数が北京の次に多い武漢市では、数年連続で卒業生の3分の2が沿海の発達した地域に流れている。2017年、武漢市は大学卒業生の30万1000人の地元での就職を実現し、14万2000人が同市に移転した。その数は前年比でそれぞれ2倍と6倍で、過去最高を記録した。
人材維持と若者の誘致は地域間が主に繰り広げる競争である。天津大学管理・経済学部公共管理学院院長で博士課程指導教授の傅利平氏は、「人的資本は物的資本より重要」と話す。
新しい時代、高等教育を受けた多くの人材が「新人口ボーナス」を形成している。二線都市は人材大戦の最大の受益者で、都市の存在感を高めている。人がいれば消費が生まれ、都市の発展に活力をもたらし、中でも若い人材は都市の発展をけん引する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月12日